L02 動的頸部気管虚脱
- 気管の病気
病態と定義
上気道の閉塞により気管内外の圧較差の増大により吸気時に頸部気管の扁平化を引き起こし、胸部X線検査または透視検査にて吸気時頸部気管径が呼気時頸部気管径の1/2以下を示す病態と定義される。原発性気管虚脱とは異なり気管軟骨の扁平化は認められず、膜性壁の陥入が生じる1(図1)。
図1 DCTCの機序。上気道閉塞がある場合、吸気時には頸部気管に陰圧負荷がかかり一時的に虚脱する
上気道の閉塞により気管内外の圧較差の増大により吸気時に頸部気管の扁平化を引き起こし、胸部X線検査または透視検査にて吸気時頸部気管径が呼気時頸部気管径の1/2以下を示す病態と定義される。原発性気管虚脱とは異なり気管軟骨の扁平化は認められず、膜性壁の陥入が生じる1(図1)。
図1 DCTCの機序。上気道閉塞がある場合、吸気時には頸部気管に陰圧負荷がかかり一時的に虚脱する
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