研究会概要

犬・猫の呼吸器臨床研究会
VeRMS Study Groupについて

この度、21名の有志発起人から、犬・猫の呼吸器臨床研究会を立ち上げました。対象は、犬・猫の鼻から肺までの気道の疾患です。呼吸器臨床の基本と基礎から見直し、臨床初学者からベテラン先生まで、呼吸器をよく理解し親しんでいただき、「呼吸器症状を呈した動物が来院したら、どう考え、どうしたらよいのか」ということを会内で共有していきたいと思います。
一方で、人と動物で共有する呼吸器難病の解明や治療にも臨床獣医師の立場で取り組んでいきます。特に、

  • 短頭種気道症候群(ヒトの睡眠時無呼吸症候群や乳幼児突然死症候群と関連)
  • 猫のびまん性肺疾患(ヒトの特発性間質性肺炎と関連)
  • 気管支鏡を用いた診断と治療(ヒトの気管支鏡治療手技と関連)

の3つについて深く探求し、より新しい情報を勉強会で報告したり、臨床研究を学会報告や論文投稿します。

学生や動物看護師の入会も歓迎しております。ぜひ新しい視点で一緒に犬・猫の呼吸器を勉強していきましょう。隔月の勉強会の対象は獣医師、動物看護師、動物医療に関する企業、医師になります。当日会員でない方の参加もOKです。
犬・猫の呼吸器臨床研究会 代表  犬・猫の呼吸器科 院長 城下 幸仁

一般社団法人化のご報告

皆様のご理解とご支援のおかげで、当研究会は2020年10月1日に任意団体から一般社団法人となりました。これからは、公認の公益法人となりました。国内外の呼吸器関連知見の収集と会内情報交換を密にし、正しく判別し責任ある声明を発信して参ります。それが可能な組織作りや広報活動も展開していきます。まず、基本となる診療基準の提唱や基準書の発刊、研究成果の国内外への発表や定期セミナー開催による知識・技術の認知や普及に努め、犬・猫の呼吸器臨床の土台作りに貢献したいと考えております。
特に、本研究会では研究活動を通じて人医分野への貢献も考えており、医学の将来にもかかわる分野との共同活動にも関与していきたいと思っております。
今後なお一層の研究会活動へのご参加とご支援をよろしくお願いします。

一般社団法人 犬・猫の呼吸器臨床研究会 事務局

〒252-0001 神奈川県座間市相模が丘6-11-7
Tel 046-256-4351 Fax 046-256-6974
E-mail jimu@verms.jp
※連絡はなるべくEメールにてお願いします。
活動状況はホームページや事務局からのEメールアドレスを通じて報告や連絡いたしますので、ご多忙かと思いますが、ご確認お願いします。

当研究会の主な開催

1)年次大会 年1回開催

2)犬・猫の呼吸器勉強会 隔月開催

研究班活動

研究会発起人メンバーにて、上記3テーマに関してそれぞれ研究班を構成しました。
重要かつ関心のある文献を随時研究会に報告し、当研究会のサイトに公開しております。

研究会実績

概要 2021年2月現在
学会発表 5回
獣医臨床雑誌への寄稿(人医領域含む) 4本
獣医学関連図書等への寄稿 0本
一般雑誌や書籍などへの寄稿など 0本
学会講演 2回
学術論文(筆頭著者に限る) 3本
学会発表
2019.6.6-8 2019 ACVIM Forum (Phenix, AZ)-Research Abstracts, ePoster Presentation
Feline Bronchorrhea: A Retrospective Study of 18 Cases (2012-2017). Y. Shiroshita, K. Inaba, Y. Akashi, H. Nakano, K. Yamashita, T. Taniguchi, E. Kondo. VeRMS Study Group
Abstract ePoster Discussion
2019.9.10-12 第162回日本獣医学会(つくば市)
虚脱部位と呼吸相に基づく犬の気管虚脱の分類の試み(2003−2017) 稲葉健一、城下幸仁
抄録 スライド
2019.9.10-12 第162回日本獣医学会(つくば市)
犬・猫におけるラリンジアルマスクを介した喉頭および気管支鏡検査の適応と合併症:16.5年間820施行例からの後向き研究
城下幸仁、菅沼鉄平、櫻井智敬、侭田和也、稲葉健一、草場翔央
抄録 スライド
2019.11.15-17 第40回動物臨床医学会年次大会(大阪)
気管切開術−7年間100例の経験 城下幸仁、飯野亮太、山下智之、中森正也、福田大介、稲葉健一 (犬・猫の呼吸器臨床研究会)
抄録 スライド 会場での討論
2020.6.10-12.31 2020 ACVIM Forum-On Demand (Web)-Research Abstracts, ePoster Presentation
Laryngotracheobronchoscopy via Laryngeal Mask Airway in Cats and Small Dogs: A 16-Year Experience. Y. Shiroshita, T. Suganuma, T. Sakurai, K. Mamada, K. Inaba, S. Kusaba. VeRMS Study Group
Abstract ePoster  Discussion
獣医学関連図書等への寄稿
2020.8 犬の治療ガイド2020 私はこうしている、辻本元、小山秀一、大草潔、中村篤史編集、エデュワードプレス-第4章 呼吸器・胸腔疾患-間質性肺疾患 p254−257を執筆担当
2020.8 犬の治療ガイド2020 私はこうしている、辻本元、小山秀一、大草潔、中村篤史編集、エデュワードプレス-第4章 呼吸器・胸腔疾患-好酸球性気管支肺症 p257−258を執筆担当
2020.8 猫の治療ガイド2020 私はこうしている、辻本元、小山秀一、大草潔、中村篤史編集、エデュワードプレス-第4章 呼吸器・胸腔疾患-ブロンコレア p207−208を執筆担当
2020.8 猫の治療ガイド2020 私はこうしている、辻本元、小山秀一、大草潔、中村篤史編集、エデュワードプレス-第4章 呼吸器・胸腔疾患-間質性肺疾患 p214−217を執筆担当
学会講演
2020.11.22 第41回動物臨床医学会年次大会 オンライン学会 分科会セミナー② 呼吸器分科会 気管支鏡を用いて採取した気管支肺胞洗浄液解析の臨床応用(60分)
抄録 スライド 会場での討論
2021.1.18-24 2020年度 日本獣医麻酔外科学会 オンライン学術集会 軟部組織外科 リフレッシャーコース 「短頭種気道症候群2021」(60分間)
抄録 スライド 会場での討論
論文(筆頭著者に限る)
2019.3.7受理 城下幸仁、飯野亮太:シリコンTチューブ留置にて管理した猫の気管狭窄の1例、動物臨床医学 28(1),25-29,2019
2019.6.17受理 城下幸仁、稲葉健一、布川智範、田畑達彦、山下智之、飯野亮太:犬の咽頭気道閉塞症候群を定義した89例の後向き研究、動物臨床医学 28(3),93-99,2019
2020 稲葉健一、城下幸仁、田口正行:喉頭蓋の後傾に対し喉頭蓋V字状部分切除術を実施し良好な経過が得られた犬の1例 動物臨床医学 29(2),70-73,2020

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