第33回 犬・猫の呼吸器勉強会
- 勉強会
日時: 令和7年12月8日(月)19:00−21:00 (開場:18:45)
会場: ユニコムプラザさがみはら セミナールーム1 (最寄り駅:小田急線相模大野駅、徒歩3分)
ただしこれまで通りのオンライン開催も同時進行します(ハイブリッド開催)。会場参加定員は30名までとなります。
19:00-19:20 1 呼吸器ミニ講義 座長:上田一徳(横浜山手犬猫医療センター・葉山まほろば動物病院)
犬・猫の呼吸器科における胸部CT検査ー装置、適応、手順
城下幸仁(犬・猫の呼吸器科)
当院では2012年3月より犬・猫の呼吸器専科として二次診療を開始した。2022年3月にマルチスライス64列CT(全身用X線CT装置 Supria GRANDE FR、HITACHI[現:FUJIFILM])を導入した。その後、胸部CT検査は、咳や胸部異常影を呈する紹介症例に現在月6-7件のペースで適用し、同日その所見に基づき気管支鏡検査を行っている。CTで異常影の性質や位置を把握できるので、気管支肺胞洗浄や肺生検の適応を判断したり、それら実施部位を正確に同定したりすることで、最小限の侵襲で的確な病態診断が可能となった。撮影中の呼吸管理は、酸素濃度40-80%、プレッシャーリミット方式のベンチレーター、呼気ホールド装置を用いて行い、単純CTを吸気時と呼気時に、続いて造影剤注入装置を用い吸気時の造影CTを動脈相と平衡相に撮影している。今回、呼吸器患者を対象とした注意点を含め当院での胸部CT検査実施手順を紹介する。研究会での胸部CT検査手順の標準化に向け、皆様よりご意見いただければ幸いである。
19:25-20:10 2 診療基準班企画 座長:城下幸仁(犬・猫の呼吸器科)
犬・猫の呼吸器におけるCT装置ー導入、メンテンス、活用事例など(45分)
藤原玲子(フジフイルムメディカル)
全身用X線CT装置は、呼吸器、こと肺の観察において重要なツールであり、獣医療領域においてもその活用は広がっている。CT装置は、レントゲン同様X線を使用した撮影であることから、その導入においては鉛による防護や、機器のメンテナンス、検査動線を考慮したサイトプランが必要となる。また、各社様々なラインアップを有しており、検査目的や頻度に照らし合わせてスペックを選択いただく必要がある。本講演では、CT装置の導入を検討されている先生方に向けて、その導入や運用において抑えるべき点についてメーカーの視点で情報を整理して提示させていただく。さらに、富士フイルムにおけるCT製品、解析ソフトウェアにおける最新情報を提供する。
20:15-20:55 症例報告・臨床研究 座長:上田一徳(横浜山手犬猫医療センター・葉山まほろば動物病院)
1)片側性過膨張肺と部分的無気肺を呈し、CT検査にて嚢胞性気腔を含んだコンソリデーションを示した分類困難な猫の肺実質疾患の1例(20分)
飯野亮太(犬・猫の呼吸器科、いいのペットクリニック(札幌市))
猫の肺実質疾患の診断においてCT検査は有益な情報を提供する重要なツールとなり得るが、必ずしも各疾患の典型的な所見を呈するとは限らない。特に複数の病態が合併した場合、その読影に苦慮することがある。症例はアメリカンショートヘア、未去勢雄、9歳で、主訴は慢性呼吸困難、びまん性胸部異常影、咳。2ヵ月前に突然発症し、抗菌剤、ステロイド等の投与により状態は安定したが、呼吸数増加を伴う努力呼吸が継続した。血液検査、血液ガス分析では特に異常は認められず、胸部X線検査にて左肺の容積減少および部分的無気肺、右肺の過膨張と不整形斑状影、全体的な粒状影を示した。気管支鏡検査では特異的な感染は認められずTBLBで腫瘍性組織は認められなかった。胸部CT検査において各肺葉に多巣状に散在する嚢胞性気腔を含んだコンソリデーションが認められ、特に左肺後葉で重度な病変を示したが左肺前葉後部及び後葉の容積低下により心臓が左側へ変位していた。また、右後葉の多発性結節状陰影、胸膜肥厚と胸水貯留なども認められた。以上のことから分類困難な肺実質疾患と診断したが、CT検査所見や臨床経過から悪性腫瘍やCOPなどの可能性が疑われた。
20:55-21:00 閉会挨拶 城下幸仁(犬・猫の呼吸器科)
演題受付を終了しました。
演題タイトルの締切は11月8日(火)となります。演題名、発表者名、所属を事務局(jimu@verms.or.jp)に連絡ください。発表者は会員である必要がありますが、共同発表者はその限りではありません。募集要項は以下の通りです。
1)症例報告:来院経緯、症状の動画データ、身体検査・血液検査・X線検査・透視検査・動脈血ガス分析などの一次検査所見、鑑別疾患リスト、CT検査、気管支鏡検査、鼻鏡検査、BALF解析や病理診断、確定診断、内科治療または外科治療、治療転帰、などの詳細データが全て揃っているもの。2)臨床研究:呼吸器学に関する知見。体裁は自由。他の学会や研究会で未発表ものとする。 1)2)とも発表10分、議論10分で合計20分。1回開催につき、1〜2演題とさせていただきます。演題やスライド資料は当サイト(会員限定コンテンツ内)で公開いたします。
用語や基準は書籍「一般臨床医のための犬と猫の呼吸器疾患」に従います。
連絡事項
オンライン参加の場合
- 非会員参加の場合、原則として事前申し込みをお願いします。12月1日(月)までに研究会事務局(jimu@verms.or.jp)にご連絡ください
- 開場は18:45となります。入室許可手続きがありますので入室自体はお早めにお願いします
- 入室時には、Zoom参加手順の注意事項210804に従い、Zoom-ミーティングに参加する-名前を漢字(例、城下幸仁)に書き換えてから「参加」ボタンを押してください
- 待機室入室後、3分以上たっても承認されない場合、お手数ですが事務局046-256-4351までお電話ください。電話にて承認手続きを行わせていただきます。どうしても参加者名の確認がとれない場合、事務局の判断で参加者から削除することがあります。あらかじめご了解ください。
- 講演視聴時は、ミュートおよびビデオオフでご参加ください。イヤホンやヘッドホンで音声を聴いていただくようお願いします。PCのスピーカーから耳で聴くと音声がよく聞こえないことがあります。
- 画面共有中は、PC画面右肩の「表示」を、左右表示:ギャラリー、音声参加者を表示とし(プルダウン表示は「音声参加者を表示する」という状態にします)、会場1の画像右肩の「…」をクリックし「ピン」に設定します。するとギャラリーが会場1のみの表示になるので、再び「表示」を左右表示:ギャラリーに戻してください。そうすると、画面右側に会場1と会場2の画像が表示されます。
- 議論参加時は、「リアクション」から挙手、ミュートを解除して発言ください。可能な限りビデオオンでご発言お願いします
- 開催後、オンラインでの討論会は行いません
- 勉強会の講演や議論内容は後日オンデマンド配信するため録画させていただきます。開始直前からレコーディングを開始しております。あらかじめご了承ください。
- 演者の方へ。開催1週間前の12月1日までに事務局に400字以内の抄録を提出してください。プレゼンデータには、研究会ロゴ、貴施設ロゴの双方をできるかぎり全てのスライドに埋め込んでください。著作権侵害防止のためです。研究会ロゴは演題決定時にメールで演者に送ります。有線LAN接続での演題発表をお願いします。無線LANでは発表中突然接続が切れることがあります。また、オンラインプレゼンテーションのため、動作をできるかぎり簡素化して演題中トラブル発生を最小限にしてください。例えば、画面切り替えなし、アニメーションは最小限にしてください。動画データはPPT埋め込みで可能ですが発表時間内で全体が収まる様にお願いします。会場で、18:30頃からリハーサルを行いますので、そのころに一度入室お願いします。レコーディングデータを作成しそれを演題発表する場合、事前配布資料をご参考にて作成ください。議論が終了するまで画面共有を続け、座長の指示にしたがって共有を停止してください。
会場参加の場合
- 非会員参加の場合、原則として事前申し込みをお願いします。12月4日(月)までに研究会事務局(jimu@verms.or.jp)にご連絡ください
- 今回の会場は定員15名までとなります
- ハイブリッド開催のため会場の様子を前方と後方からライブでビデオ撮影しておりますのであらかじめご了解ください
- 講演内容の録音、撮影、録画はご遠慮ください
- 会場内でZOOMミーティング視聴はお控えください
- ご質問やご意見は、会場マイクの前でマイクを口元1cmまで近づけてお話ください。発言ごとに「オンライン係聞こえますか?」と一言お願いして、オンライン側に音声状況を確認していただくようお願いします。
- 参加中に生じたゴミは責任もってご自身でお持ち帰りください
- 演者の方へ。開催1週間前の12月4日(月)までに事務局に400字以内の抄録を提出してください。プレゼンデータには、研究会ロゴ、貴施設ロゴの双方をできるかぎり全てのスライドに埋め込んでください。著作権侵害防止のためです。研究会ロゴは演題決定時にメールで演者に送ります。会場専用のWindows11ノートPCを用います。アプリケーションはMicrosoft Office 365(PowerPoint2021)を使用します。スライドサイズは16:9での作成を推奨します。フォントは日本語はMS Pゴシック、英数字はMS PゴシックかArial、Arial Black、Century、Times New Romenを使用してください。動画データはPPT埋め込みで可能ですが発表時間内で全体が収まる様にお願いします。スムーズなオンラインプレゼンを行うため、画面切り替えなし、アニメーションは最小限にしてください。プレゼンPPTデータは開催2日前の12月6日(土)までに事務局に提出してください。開催日までに事務局にて動作確認や文字調整を行います。当日18:00-18:45の間に会場にてご確認お願いします。当日会場での修正は受け付けられません。PCの持ち込みはできませんので予めご了解ください。レコーディングデータを作成しそれを演題発表する場合、事前配布資料をご参考にて作成ください。講演中はマイクを口元1cmまで近づけてお話ください。議論が終了するまで画面共有を続け、座長の指示にしたがって共有を停止してください。会場専用PCでは発表者ツールを使用できるように設定しております。
- 開催終了後、別会場で21:30-23:00まで懇親会を行います。懇親会参加希望の方は前日までに事務局にお知らせください。当日来場時に受付にて懇親会参加費3000円をお支払いくださるようお願いします。
第34回 犬・猫の呼吸器勉強会の案内
日時: 令和8年8月10日(月)19:00−21:00 (開場:18:45)
会場: ユニコムプラザさがみはら ミーティングルーム4 (最寄り駅:小田急線相模大野駅、徒歩3分)
ただしこれまで通りのオンライン開催も同時進行します(ハイブリッド開催)。会場参加定員は15名までとなります。
19:00-19:20 1 呼吸器ミニ講義 座長:城下幸仁(犬・猫の呼吸器科)
演題・演者未定(20分)
19:25-20:10 2 FDLD班企画(予定) 座長:城下幸仁(犬・猫の呼吸器科)
演題・演者未定(45分)
20:15-20:55 症例報告・臨床研究 座長:上田一徳(横浜山手犬猫医療センター・葉山まほろば動物病院)
1)演題・演者未定 (20分)
2)演題・演者未定 (20分)
演題募集中。2演題(各20分)まで。演題タイトルの締切は7月10日(金)となります。演題名、発表者名、所属を事務局(jimu@verms.or.jp)に連絡ください。発表者は会員である必要がありますが、共同発表者はその限りではありません。募集要項は第33回と同様です。
